木の器。 オイルフィニッシュのもの。漆のもの。

木の一番の魅力は、その木の、その部分と同じ木目はひとつもない、一年一年積み重ねた木の表情。

オイルフィニッシュのもの。漆のもの。
どちらにもある魅力、軽さと、熱の伝えにくさと、木の持っている独特の雰囲気。

オイルフィニッシュのいいところは、
木の色を活かせるところ(ぬれ色といって少し水でぬらした時の色になる)と、セルフメンテナンスができるところ。
手をかけて磨く美意識や木の色そのものを愛でる思想は、白木を愛してきた日本人に合っているようです。

漆うるし仕上げのメリットとデメリットは、オイルフィニッシュと正反対。
メリット:水分に強い。(それでもつけたままは禁物)メンテナンスを必要とするまでの期間が長持ち。
     漆の色、朱色、黒色を楽しめる
デメリット:木の色よりも漆の色になる。自分では気軽にメンテナンスできない。
が、修理を依頼して何代も大事に使ってきたという長い歴史があります。

漆のものが多かった時代から、オイルフィニッシュ仕上げのものを使い込んでいくのと並行して
どちらの良いところもそれぞれ活かして楽しむような時代になってきました。

何年も使って、そういえばこれ、随分使っているな、やっぱり好きだな、いい感じになったな。
そう思える木の魅力を活かした物をつくり、伝えていきたい。

木の小物(食器等、口に入れるもの)のお手入れ方法

●普段のお手入れ

・台所用洗剤で洗っていただけます。

・食洗機、熱湯、水につけたままにするのは避けてください。

・研磨剤入りのクレンザーやスポンジ ✕

・漂白剤 ✕

・鉄分 ✕  鉄瓶や、洗い上げた包丁の先端と水分と木の小物が触れていると

 鉄分と木の中のタンニンが反応して黒くなる事があります。

 レモン汁を数滴たらし1時間位おくと酸化還元作用によって目立たなくなります。



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白く見えるところは、油に電気が反射しているだけで実際は濡れ色です。
■オイルフィニッシュの小物の場合、、、、、食用くるみの実でメンテナンス

台所洗剤で水洗いを重ねるうちに多少かさついてきたら
くるみ油を染み込ませていい味に育てることができます。
塗って木が綺麗に見える瞬間の楽しさは格別です。
だんだん強くなるので、メンテナンスの頻度は減っていきます。

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無塩の炒ったくるみ2かけらくらいを綿布で包む
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包丁の柄や、のし棒でつぶす
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出た油を木の表面に塗り込み、余分な油を乾いた綿布でよく拭き取ってください。
1日乾かして完成です。

くるみ2かけら位(実の1/2個)で240Φのお皿の裏表塗れました。
ロングカッティングボードはくるみ3~4かけら(実1個分)ぐらいで裏表塗れました。

(ウォールナッツオイルは瓶で¥950くらいで食品売り場に売っています)くるみ油、えごま油など乾性油という固まる油が向いています。えごま油はすこし独特の匂いがあるのですが、くるみ油は香ばしい香りでオススメです。

△ごま油は半乾性油。つかえますが完全には乾かない。
✕オリーブオイルは不乾性油、硬化はしないので洗うととれます。
けれども、パスタをのせる前にサッとオリーブオイルを塗ると、洗いやすいのと、部分的に油が染み込むことも防げて、一石二鳥。
そのような一時的に塗ることに関しては、中華ならごま油、など、なんでもいいです。

スーパーの手作りお菓子コーナーにもくるみ250円ほどで売っています。生のくるみは、トースターで炒るなどしてからのほうが油が出ます。

最近はコンビニでも素煎りナッツを手に入れることができます。
(ファミリーマートの無印コーナーに無塩があることが多いです)